Web集客を相談する前に、誰からの問い合わせを増やしたいかを決める
Web集客を考えるときは、使う集客方法より先に、商品やサービスを届けたい相手を決めます。地域や年齢、職業、関心などから、どのようなお客さんに利用してほしいかを考えましょう。最初から細かく決める必要はありません。
たとえば、「近隣に住んでいて、休日に利用できる教室を探している人」のように、場所と求めていることを組み合わせると具体的になります。「幅広い人に知ってほしい」という希望よりも、相談先に目的を伝えやすくなります。
次に、その相手にどのような行動をしてほしいかを決めます。問い合わせ、予約、購入などから、増やしたいものを一つ決めておくと相談の目的が明確になります。
「近隣で教室を探している人から、体験申し込みを増やしたい」のように一文にまとめると分かりやすくなります。成果を確認するために見る数字も、この目的に合わせて相談先と決めます。
実際の反応を見ながら、集客方法を続けるか、変更するかを判断していきます。最初に「何を増やしたいのか」を伝えておけば、相談先から提案された方法が自社の目的に合っているかを判断しやすくなります。
改善案だけを頼むか、ページ修正や広告運用まで頼むかを決める

Web集客の支援には、現在の状況を調べて改善案を出すものと、その改善案に沿って実際の作業まで行うものがあります。
診断や提案だけを行うサービスもあるため、「相談できること」と「実際の作業を任せられること」は分けて確認します。
たとえば、「問い合わせページを修正した方がよい」という提案を受けても、提案書を受け取っただけではページは変わりません。文章やボタンの修正を自社で行うのか、現在依頼している制作会社に頼むのか、相談先に追加で依頼するのかを決める必要があります。
自社に作業できる担当者がいる場合は、改善する場所や優先順位だけを相談し、実際の修正は自社で進める方法があります。
作業できる担当者がいない場合は、ページ修正や広告運用など、実際に任せたい作業まで含めて相談しましょう。改善後の結果を見ながら次の施策まで一緒に考えてほしい場合は、継続的な支援が受けられるかも確認します。
相談するときは、「Web集客を全部任せたい」とまとめるのではなく、改善案がほしい部分と、実際の作業を任せたい部分に分けて伝えると、相談先ごとの違いを比較しやすくなります。
見積もりは相談料だけでなく作業費と支援期間まで確認する
Web集客の費用を比較するときは、相談料だけを見るのではなく、相談後に必要になる作業まで含めて確認します。
一度だけ診断や提案を受けるサービスと、毎月継続して提案や作業を依頼するサービスでは、料金に含まれる内容が異なります。月額料金だけを比べても、同じ条件での比較にはなりません。
見積もりを見るときは、金額だけでなく「何が料金に含まれているのか」を確認します。
比べる項目 | 見積もりで確認すること |
|---|---|
相談・診断・提案 | どこまでの支援が料金に含まれているか |
ページ修正などの作業 | 提案後の作業も含まれているか、別料金か |
制作・ツール | 制作費やツール利用料が別に必要か |
広告 | 広告を配信するための広告費が含まれているか |
支援期間・打ち合わせ | いつまで支援を受けられるか、何回相談できるか |
たとえば、A社は診断と改善案の提案まで、B社はページ修正まで含んでいる場合、料金だけを比較することはできません。
自社がページ修正まで依頼したいのであれば、A社にも修正を依頼した場合の金額を出してもらい、同じ作業範囲にそろえて比較します。
継続支援を依頼する場合は、料金の対象期間も確認します。毎月の支援料だけでなく、別途必要になる制作費、ツール利用料、広告費なども含めて、実際に必要な金額を把握します。
料金表だけを見て高い・安いと判断するのではなく、自社が依頼したい仕事をすべて含めた総額で比較することが大切です。
相談前に現在の集客方法と分かっている反応を整理する
相談する前に、現在どこからお客さんを集めようとしているのかを書き出します。
ホームページへの主な入り口には、検索、ほかのWebサイトからのリンク、SNS、広告、紙のチラシなどがあります。新しい集客方法を探す前に、現在使っている方法を相談先に伝えられるようにしておきましょう。
準備するメモには、「使っている集客方法」と「その方法で確認できている反応」をセットで書きます。
- ホームページ:URLと、分かっている問い合わせ件数
- SNS:利用しているアカウントと、サイトへのアクセスや問い合わせなど確認できる反応
- 紙の案内:配布しているチラシなどと、チラシを見た人からの問い合わせ状況
数字が分かる場合は、いつからいつまでの数字なのかも書いておきます。
分からない数字を推測する必要はありません。「SNSは更新しているが、問い合わせにつながっているかは分からない」のように、分かっていることと分かっていないことを分けて伝えます。
相談する前に、自社だけで細かな分析まで終わらせる必要はありません。現在使っているページや集客方法、確認できている数字を共有すれば、相談先と一緒に確認することができます。
相談先には「誰が作業するのか」と「どの数字で結果を見るのか」を聞く
相談先を比較するときは、提案内容だけでなく、その提案を受けた後に誰が作業するのかまで確認します。
改善案が自社に合っていても、実際に作業する担当者が決まっていなければ改善は進みません。自社で行う作業、現在の制作会社に依頼する作業、相談先に任せる作業を分けて確認します。
相談先を比較するときは、各社に同じ質問をすると違いが分かりやすくなります。
- 提案されたページ修正や広告運用は、誰が作業しますか。
- 今回の料金に含まれる仕事と、別料金になる仕事は何ですか。
- 作業後の結果を確認し、次の改善内容まで相談できますか。
- 問い合わせなどの成果は、どの数字を使って、いつ確認しますか。
- 支援はいつまで受けられますか。打ち合わせや相談は何回できますか。
回答をもらったら、見積もりの内容と照らし合わせます。
「ページ修正にも対応できます」と説明されていても、その作業費が今回の料金に含まれているとは限りません。「対応できる作業」と「今回の契約に含まれる作業」を分けて確認すると、料金の違いを正しく比較できます。
Web集客を相談する前に、まず「誰に届けたいか」「何を増やしたいか」「現在どのように集客しているか」をメモにまとめます。
そのメモを候補となる相談先に渡し、同じ質問をします。依頼する作業の範囲、担当者、必要な費用が分かる状態まで整理してから比較すると、自社に合った相談先を選びやすくなります。